読売新聞(2014年8月6日)「ほのぼの@タウン」より抜粋

演奏会通じ 豊かな心を

読売新聞掲載写真

 閑静な住宅街の一角にあるスタジオチェリー(西2丁目)で、一般財団法人KTCM音楽教育研究所の後援による「茂田哲哉バイオリンリサイタル」が開かれた。バッハの「シャコンヌ」など、奏者の息遣いまで伝わる音色に、聴衆はぜいたくなひとときを過ごした。
 同財団は2011年に設立された。代表理事の清田邦子さん(69)と、夫の宜行さんはともに国立音楽大学出身で、長く音楽教育に携わってきた。1999年に宜行さんが亡くなり、邦子さんは体調を崩して入院するなど、つらい時期が続いたが、宜行さんにピアノを習っていた専務理事の大沢徹さん(66)や友人、知人の協力を得て、音楽を通じた心豊かな社会環境の形成や、音楽家の育成に取り組もうと、財団の設立を決意した。
 これまでに財団主催のコンサートは6回。昨年8月にはマニラで海外交流演奏会も企画した。入院した病院でのロビーコンサートもボランティアで開き、喜ばれたこともある。
 今回はコンサート終了後の懇親会で、ピアノ伴奏の若手、加藤陽子さんにアドバイスするなどした。清田さんは「音楽は心の叫び。生きる意欲を養います。皆さんの交流の場として、多目的ホールもあります。どうぞ、お越しください」と呼びかけている。
 問い合わせは、清田さん(042-572-8622)へ。

(斉藤正子)